「正しいこと」を言っているのに、なぜ組織は動かないのか――新刊出版のお知らせ
- Nobuhide Kido
- 3 日前
- 読了時間: 3分
今年8月、クエーサー出版より、私の初めての著書
『キリンの人工哺育はなぜ揉めるのか』
― 正論のぶつかり合いで止まる組織を、どう動かすか ―
を出版することになりました。
タイトルだけを見ると、「動物園の専門書なのかな」と思われるかもしれません。
しかし、本書はキリンの人工哺育の技術を解説した本ではありません。
17年間、動物園で獣医師として働き、その後は中小企業診断士としてさまざまな組織を見てきた私が、一つの疑問を掘り下げた本です。
「みんな正しいことを言っている人ばかりなのに、なぜ組織は前へ進まないのか。」

動物園だけの話ではありません
私は動物園で、多くの優秀で責任感のある職員と仕事をしてきました。
誰も手を抜いていません。誰も悪意を持っていません。それでも、会議はまとまらず、改善は進まず、同じ問題が何年も繰り返される。
その原因は、「能力不足」ではありませんでした。
組織の構造に問題があったのです。
本書では、
キリンの人工哺育
ペリカン舎の清掃
カンガルーの事故
顧客視点を失った戦略
安楽殺という難しい意思決定
など、実際の現場で起こりうる出来事を題材に、
「現場で起きたことを経営の言葉で読み解く」
という視点から整理しています。
この本で伝えたいこと
私はあとがきで、このように書きました。
「現場で感じているその違和感は、正しい可能性が高い。」
組織では、
「何かがおかしい」
と思っていても、その違和感は言葉にならず、やがて慣れてしまいます。
そして、それが「当たり前」になっていきます。
本書で伝えたいのは、
違和感を持つことではなく、
違和感を言語化し、小さく試すこと
です。
改善は、一人の英雄が現れることで始まるのではありません。
小さな仮説を立て、
試し、
修正し、
また試す。
その積み重ねこそが、組織を前へ進めると私は考えています。
こんな方に読んでいただきたい
本書は、動物園関係者だけに向けた本ではありません。
例えば、
組織改善に取り組んでいる関係者
公共性の高い組織で働く方
動物園の舞台裏に興味のある方
「正しいこと」を言っているのに組織が動かないと感じている方
現場と経営をつなぐ視点を学びたい方
に読んでいただけたら嬉しく思います。
8月発売予定
本書はクエーサー出版より刊行予定です。
発売後はAmazonでご購入いただけます。
詳細が決まりましたら、このブログでも改めてご案内いたします。
もし皆さまの職場にも、
「なぜ、こんなに頑張っているのに前へ進まないのだろう」
という違和感があるなら、本書がその原因を考えるきっかけになれば幸いです。
皆さまにお届けできる日を、私自身も楽しみにしています。



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